2022/06/26
本日は「評価制度が社員の意欲や成長、離職と関係する」というテーマで話していきたいと思います。
初めての方は是非こちらをお読みください!
⬇︎⬇︎福島孝志の自己紹介はこちら⬇︎⬇︎
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どの企業にもある【評価制度】ですが、正しく運用されていますか?
「もちろんしっかり作ってるよ!」という声が出てきそうですが、私が言いたいのは末端の社員までその評価制度を理解しているか?ということです。
今回は評価制度の重要性についてお話しを進めていきます。
評価制度の重要性
評価制度はとても重要で、社員のやる気や売上貢献、そして離職にまで影響します。
逆を言えば評価制度の構築が出来ていない企業については社員のやる気がなく、売上貢献意欲もない。
更には離職率も高いと言い切れます。
結局、どれだけ社長のことが好きでも会社のことが好きでも無休で働くわけがないということです。
価値観採用はとても大切ですが、それ以前に従業員自体がメリットを感じなければ一緒に働きたいと思わないことは認識しておいてください。
小さい企業ほど評価制度は曖昧なことが多いです。
一応昇給制度があり、一応インナー(インセンティブ)制度があるようなイメージです。
とある携帯ショップのクライアントさんでこういう事例がありました。
携帯ショップの事例
携帯1台売るごとに評価はしっかりされてますか?
このように聞いたところ、答えは「NO」でした。
マネージャーさんにお聞きしたのですが、マネージャーさん自身もあまり評価制度を理解されておりませんでした。
お金のためだけに働いてはいないと思いますが、接客販売業であれば目の前の売上に対しての評価制度は確実に作るべきです。
せっかく目の前の1件を販売しても何も評価されない、もしくは評価されていたとしても「認識していない」のであれば評価されていないのと同様です。
細かく明確に評価は作るべきだと断言します。
目の前の1件の集合体が企業の売上高と直結するためです。
評価もされないのに必死に1件にしがみ付く従業員はそんなにいないでしょう。
私が販売員時代、評価制度はほぼありませんでした。
しかし自分の欲求を満たすためにランキング1位だけを目指していました。
そういう人間であれば問題ないですが、今のスタッフにそんな人はほぼいません。
というかそんな人間は入社してこないでしょう。
自分で会社をやってます。
社員のためもそうですが、会社のためにもしっかりとした評価制度を作りましょう。
評価制度は明確に
私が前職で携帯ショップ代理店の部長をやっていた時は1件1件全てに評価していました。
しかも超細かく。
こちらが過去私が作成した評価制度の一部です。
作成事例
データを貼り付けるだけで今月の評価制度が金額として表示されています。
携帯電話を購入する時って携帯保証などがございますよね?
そのオプションすらも評価していました。
加入していれば評価が少し高く、入ってなければ少し評価が低い。
携帯電話を1台売れば良いではなく、1台の内容のクオリティにも反映させています。
そうすることで現場スタッフに何も言わなくても勝手に求めているクオリティが担保されるということ。
そういう評価制度のお陰で、日本一の実績を獲得することも出来ました。
また、今日時点の売上合計も実績表にすぐ反映させていたため誰が見ても自分の評価が明確でした。
そして何より社員全体のランキングも作成していたので今日時点で自分が社員の中で何位なのかも見える化していたため余計に売上に対する意識が高かったと思われます。
トップの役割は「判断」、いわゆる「決める」ことです。
「正しい判断」が出来ることでお店、企業は良くなります。
動くのはトップではなく現場スタッフです。
そのため現場スタッフが働きやすい環境、頑張りたくなる環境を作ることが何より大切になります。
競争出来る環境にする
評価制度は作れば終わりではありません。
次に見える化です。
そして他店含め全員の評価を見える化することから始まります。
見えないものは無いと思ってください。
理由は今の現在値を知ることで良いのか悪いかの理解ができるためです。
どれだけ良い評価制度を作っても見えなければ誰も本気になれませんし、ランキングなどがなければ良い実績なのかどうかの判断基準さえ分からないということです。
逆に良い評価制度が無かったとしても見える化さえしていれば自分の基準値に気付けて自ら軌道修正できるようになります。
人間の心理上、「負けたくない」という気持ちが強いです。
特に「●●さんには負けたくない」など名指しで競争意識が生まれます。
これが超重要なんです。
その意識があることで売上に影響してきます。
しっかりと見える化できる仕組みを作ることをしてください。
そこから一人一人の強み、弱みなどが見えてくるため評価制度も作りやすくなります。
是非良い企業、良いお店にするために評価制度に力を入れるようにしましょう!
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